武漢市の新型コロナウイルスによる肺炎についての最新情報(1月22日)

武漢市内の様子は今週に入り一変しました。
今週に入り、患者数が一気に増えたこと、医学博士が人から人への感染を認めたことで状況は大きく変化しました。
武漢市民にも不安が拡大しています。

武漢市衛生健康委員会1月21日夜の発表によると、1月20日新たに新型コロナウイルス感染が確認された患者は60人、新たに2人が亡くなりました。
新たに感染が確認された60人の内訳は、男性33人、女性27人、最も年齢が低い患者は15歳、最も年齢が高い患者は88歳。

亡くなったのは、
1)男性、66歳、1月16日に咳、頭痛、発熱で入院。1月17日に呼吸困難となり、1月20日10:35多臓器衰弱で死亡した。
この患者は、生前慢性閉塞性肺疾患、高血圧、糖尿病、慢性腎疾患があった。
2)女性、48歳、2019年12月10日発病、12月27日に呼吸困難となり1月20日14:31多臓器衰弱で死亡した。
この患者は、生前糖尿病、脳梗塞、胆結石などがあった。

1月20日深夜0時現在、同ウイルスによる累計患者数は258人、すでに治癒し退院した患者は25人、死亡6人。
現在入院して治療中の人は227人、その中で重症51人、危険な状態12人であり、引き続き治療中。

■ 武漢市衛生健康委員会

http://wjw.wh.gov.cn/front/web/showDetail/2020012109085 

・武漢市 周先旺市長は「特別な事情がない人は武漢から出ないでください。また特別な事情がない人は武漢に来ないでください」と呼びかけています。
・市民の80%はマスクをしています。(先週はマスクをしている人はほとんどいませんでした)
・ウイルス対策のマスクは一気に売り切れ状態となりました。
・多くの中国企業は、社内感染や通勤途中の感染を防ぐため、春節休みを前倒しして、すでに休みとなりました。
・一部の日本企業も昨日または本日から休み、または自宅待機とした企業が複数あります。

1月22日未明 人民日報発表の中国全体の患者数は下記です。

中国全土患者数(2020.01.22) 

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